2008/01/01  

12話 「日本人の天命」

 

ある革命家が言いました。

 「世の中には4種類の人間が居る」と…。

 

 一つは、見ている者たち。

 もう一つは、批判する者たち。

 さらにもう一つは、無関心な者たち。

 そして、最後にもう一つは、行動する者たち。

 

 あなたは、どのタイプ?

 

 

 さて、前回からだいぶ経ってしまい申し訳ありませんでした。 

 その間、いろんな活動をしておりました。

・百匹目の猿現象・加速化!

http://jp.youtube.com/watch?v=nl9l0zG6SjE

・高尾山・山鎮めの儀(レイライン浄化プロジェクト)

http://blog.livedoor.jp/team100monkeys/

・歌舞伎町・弁財天公園の掃除プロジェクト(レイライン浄化プロジェクト)

先日、12月28日(金)の読売新聞夕刊に、僕たちの最近の行動が記事になっています。機会があれば、見ていただけると幸いです。

 

 では、年の瀬、久々の投稿です。

 

(前回からの続きですが、前回は離婚をしたこと、化粧品のセールスを行ったこと、ショット・バーで働くようになったが、経営まですることになり、「人生とは、何が起こるか、わからないものです…。」というところまででした。)

 

 特にコマーシャルをしたわけでもないのに、オープンの日から次々とお客様が来るのが、奇跡のように感じました。見えない世界の働きがあることを自分事として初めて実感した瞬間でした。

 

 その後も順調で、とても楽しくヤリガイのあるものとなりました。一流企業の社員から家出してきたばかりの若者、キャバクラのお姉さんやホストのお兄ちゃん、起業家からフリーターや霊能者まで…、ありとあらゆる人たちがお店にきてくださり、それはまるで、世の中の縮図かのようでした。

 

 いろんなお客様がいましたので、時には、悩み事を聞いたり、バカ話をしたり、音楽やスポーツなど娯楽の話をしたり、あるいは、政治・経済、科学・スピリチュアルなど、幅広い話題で盛り上がっていました。

 単なる憂さ晴らし的なお店にはしたくなかったので、お店のカウンターには、船井幸雄さんや宇野正美さん、江本勝さんやバシャールさん、高木善之さんなど、僕の好きな方々のいろんな本を置き、来るお客様に、それらの本を見せながら、社会問題や環境問題のお話をしたり、貸し出したり、また、希望されるお客様や酔っ払ったお客様、悩んでいるお客様などには、ヒーリングをしたりなど、「マニアックなマスターが居る」ということで、お客様が次々にお客様を紹介してくださり、四六時中流行っているお店となりました。

 (お店での1コマ)イベント「CHINA DAY」僕もチャイナドレスです?
スタッフ:ろう人形のようなヒロシと、ニューハーフのジェニーちゃんと。

 

そして、ある日、幼い頃のショックから芽生えた夢をもう一度チャレンジしようと思い、過去では医者の道は挫折しましたが、別のカタチでも世の中の役に立つことはできると考え、様々な国々に医療施設や教育施設などを作りたいと思い、まずは、いろんな国々を見ようと考え、僕は、3〜4ヶ月毎にバッグバッカーとして、様々な国々を回るようになりました。主にアラブからカリブ、アジア、南太平洋など様々な国々を回りました。

 サイモン船長との航海…

 観光目的だけでなく、様々な人々や文化から、何かを学ぼうとしたので、どこの国に行っても、現地人の友達を作り、実際に彼らの輪に入って、いろんな話をしたり、いろんなところに連れて行ってもらい、彼らの生活を知ろうとしました。時には英語の通じないところもあるので、その際には、和紙でできた「折り紙」が威力を発揮し、折り紙をコミニケーションツールにすることで、大人から子供まで、村人の多くの方々と仲良くなるようにしました。時には、その方々のお家に泊めていただいたりして、とても親交が深くなり、その生活の中で学ぶことがたくさんありました。

 「変な日本人」とよく言われました…

 

どこの国に行っても思いましたが、日本は平和で、自由で、衛生的で、食べ物に困らない裕福な国だってことを実感しました。

例えば、身分制度のある国では、身分の一番低い貧しい層の人たちは、いくら働いても、いくら勉強しても、いくら才能があったとしても、その貧しさからは脱出できません。

僕もそれまでの人生、とくに学生時代は貧乏でしたから、若い頃は自分の生活環境や貧しさを卑下している時もありましたが、彼らの貧しさを考えると、「貧乏、貧乏」と言っていても、食べるには困らないし、頑張れば、お金だって稼げるし、仕事だって選べるし、欲しい物は手に入れることのできる日本に暮らしている僕たちは、どれだけ幸せなのかと、痛感しました。

 

国や地域によっては、「今日、どうやって食べるのか」に必死で、それを常に考え続けないといけないような緊迫したところや、画一化された教育しか受けられないところ、全くの教育を受けられないようなところなど、日本の生活に慣れてしまうとイメージしづらい生活の中で生きている人たちが、現実には世界中にたくさん居ることを見せ付けられます。

 

僕たち日本人は、貧乏であっても明日のことを考える余裕があるし、悩んだりする余裕もある。この余裕を、世界の調和に向けて使わないと申し訳がないという気持ちが、海外に行くたびに強くなりました。

 

貧しい彼らよりも学んでいる余裕があり、何かを考える余裕があり、夢を描く余裕もあり、行動に移す時間も経済力も平和もある。

 

「学んでいる人」だけでは世の中は変わりませんし、「考えている人」だけでも世の中は変わりません。また、「夢を描いている人」だけでも世の中は変わりません…。

「行動する人」が居てこそ、世の中は変わると強く考えるようになりました。

 

そして、それこそが「日本人の天命」であると考えるようになりました。 

 

世界を見渡すと、生まれてすぐに死んでしまう赤ちゃん、食べることが出来ずに死んでしまう子供たち、地雷や紛争で足を吹き飛ばされた若者たちなど、行動したくても、何一つ行動できずに無念のまま、死んで行く人たちが居ます。

 

でも、少なくとも僕自身は、五体満足であり、腕も足もあり、歩くことも走ることもできます。

 

この肉体を使わずして、この3次元世界で、何を学べるのか!?と、強く思ったのです。

 

そして、お店を丸6年間経営した後、僕は農業の世界へと足を踏み入れます…。

  つづく。

 

志あるリー ダーのための「寺子屋」塾トップページへ