2009.03.23  

第16話 関係革命

私は、それぞれが持つ天命への志を共有して繋がる「氣脈」が地球規模になったら、この世界が直面している地球環境の危機を克服することができる。それが私たち一人ひとりの天命の集積である大天命だからだ。

それではどのように実現すればよいのだろうか。
もし人が互いに繋がるべきだと一人ひとりを説得しなければならないとするなら、これは大変な仕事になる。

しかし世界を観察してみると、急速に人が繋がるテクノロジーがこの世界に広がっている。インターネットや携帯電話の驚異的な普及で、いつでもどこでも繋がれるようになってきている。

それは、人間のDNAにワンネス「世界は一つという一体性」の情報が入っているからではないか。 ワンネスとは、人のDNAの中にある「調和を持って繋がる」という遺伝子情報のスイッチが入ることである。それは人類の意志であり大天命とも言える。

しかしまだ、多くの人たちのワンネスの遺伝子のスイッチはオフになっている。それは肉体的、物理的制限が故に存在する障壁のためだ。

それではワンネスをどのようにして創れるのか?それは、2ステップで可能だ。

天命を自覚し志すことは天と繋がることを意味する。
天命は、人のためにという利他の行動で、それがワンネスへの第一ステップ。さらに人の天命をも見てそれと関わることは、相手の天命のスイッチを押し続けることになる。

そのことによって、相手の天命にスイッチが入ったとき、押した人と押された人の間に尊敬と愛情が生まれる。これが第二のステップ。

これで二人のワンネスができあがる。
 そして、次の人の天命にスイッチが入ると、三人のワンネスができあがる。その連鎖が氣脈である。

もう一つのグッドニュースは、ワンネスを実現する度合に比例して、「体」が生まれるということだ。つまり、人生や仕事が成功することを意味している。

なぜなら本質的に人間はワンネスを望んでいて、それを「体」として現わせば人々はそれを望むからだ。

つまり、ワンネスの達成度合いに応じて「体」が現実化する。 グーグルやヤフー、携帯会社の発展を見れば、それも頷けるだろう。

一人ひとりが天命を実行すれば、「体」の象徴としての金が生まれる。さらに繋がってワンネスを実行すれば、大きな物心両方の満足が生まれることは間違いない。

さらに、意図することの大切さを次回に取り組みたい。

                            出口光