第82話 「音にひそむ性格」2012.08.06
言霊は、子音と父音で構成されています。
父音という肉体に、子音という洋服を着るようなものです。
私は姓名判断師ではないので、詳しいことは、差し控えますが、人の名前でおおよその、その人の性格や人生観がうかがい知れます。
日本は言霊の幸はふ国です。
元来文字の無い国なのです。
ですから、古来より、名前の付け方は、言霊の法則により決定してきました。決して、漢の国の文字、いわゆる漢字を持ち出して、なおかつ字画などで決めるものではなかったのです。
言霊は、「一霊四魂」や「八力」という、具体的に魂も力も具有する威力あるものです。文字に力はありません。文字を読むときに発する音に力があるのです。
まずは、生まれてくる子にはどのような人になってほしいかを決めます。それで、人格を決定する父音を決めます。次に社会的にどんな活躍をしてほしいのかを子音で決めます。
父音と子音が決まったら、それで音が決定します。
たとえば、まずは幸魂が先行する人になってほしいと思えば父音は「a」に、次に奇魂も、と思えば父音は「i」にします。
次に、幸魂(a)に「温和、丸い、柔らかい」の洋服を着せるため「マ行〜M」を、奇魂(i)には、「主張、雄弁、間断ない活動力」という洋服をと思うと「ラ行〜R」をつけます。
これで「MaRi〜まり」という名ができます。
そして、最後の仕上げに漢字を付け足します。漢字は、そのまま言霊の解説となります。
たとえば「ま」を「真」、「り」を「理」とし、合わせて「真理」となって完成します。
以下を参照され、ご自身の名前などに含まれる音の意味を探ってみてください。
なを、私は姓名判断士ではありませんので、命名のご依頼や、名前の鑑定はお断りいたします。笑
■父音
ア(a)幸魂〜愛
人のために尽くす。
奉仕精神旺盛で、利他的。
自己主張を忘れない。
オ(o)和魂〜親
受動的。気丈。
自己の周囲にある者たちを守る。
危険が迫ったとき本領を発揮する。
ウ(u)直霊〜省
地味で控えめな努力家。
集中力抜群。粘り強く持続力あり。
エ(e)荒魂〜勇
物事を論理的に割り切る。
事務的に実行する。
決断が早い。
イ(i)奇魂〜智
細部にわたって気がつく。
実直で思慮深い。
不屈の集中力をもつ。
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■子音
カ行(K) 科学分野向き
金属、分析、加工
サ行(S) 芸術分野向き
風、センス、流れ
タ行(T) 文学分野向き
樹木、建設、溜め
ナ行(N) 勝負事分野向き
放胆、のんき、粘り
ハ行(H) 事務系分野
軽妙、温厚、切り分け
マ行(M) サービス業分野
温和、丸い、柔らかい
ヤ行(Y) セールス分野
未知、本質、色気
ラ行(R) 政治分野
主張、雄弁、間断ない活動力
ワ行(W) 農業分野
誠実、自然、融和