第140話 「天の数歌」2015.02.16
天宇受売命 帰神せしときに唱えし数歌。
「ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロズ」
天体発生〜宇宙創造〜経綸進化の順序を歌われしものなり。
上帝から授かりたる霊と、地主から得た体との関係を説いたもの。
その霊を守るものはその体。
その体を守るものはその霊。
他の神あってこれを守るのではない。
霊を尊ぶごとく体を尊ぶべし。
■ヒト〜霊交
ヒは高皇産霊神、神皇産霊神のヒなり。
トはトドマルなり。すなわち天御中主神なり。
■フタ〜活力
高皇産霊神、神皇産霊神のムスビの力なり。
神光、神温であり、張力、圧力なり。
■ミ〜体
物質の素なり。水なり。
先のフタが作用するものなり。
ヒト、フタ、ミが万物の三元なり。
■ヨ〜因
三元に因って。
■イツ〜出
現れ出るなり。
■ムユ〜燃
燃、萌なり。
輝くなり。栄ゆるなり。
■ナナ〜地成
ムユが冷却して地となるなり。
ナは地なり。
地が震えるをナイフルといい、大地主をナヌシという。
大地持主をオオナムチというなり。
■ヤ〜弥
進化、成長の意。
地がいよいよ(弥々)として。
■ココ〜凝
凝り固まり、修理固成さるなり。
■タリ〜足
物事が足るなり。
充足の意。
■モモ〜百
多くの意。
また豊かにふくよかに。
■チ〜千
細かにして至らざること無し。
■ヨロズ〜夜出
夜空を仰ぎ見るとき、満天の星が光を放つごとし。