2015.5.6
第143話 「帰神祈願」
- 鎮魂歌 ( 父音) 五回
- 天の数歌
ひと ふた み よ いつ むゆ なな や ここの たり もも ち よろず
(一二三四五六七八九十百千万)
- 神号奉唱
かむどやはしらおほかみ
かむどやはしらおほかみ
(鬼門八柱大神)
- 祈願詞
あえああ いああい あうああいああいえ ういいいああお あああいああえ
(我らが 御霊に神懸りたまいて 奇しき御業を 現したまえ)
- 警蹕 (招神)
スウアオエイ
スウアオエイ
スウアオエイ
- 天然笛 十吹
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〈解説〉
■鬼門八柱大神
天御中主大神
高御産霊大神
神御産霊大神
伊邪那岐大神
伊耶那美大神
天照皇大神
月読大神
素戔男大神
補
手力男大神
久延彦大神
大国主大神
■天然笛
川や海などに落ちている拳大の石や岩に小さな穴のあいたものがある。その穴に息を吹き込むとヒューッと洞窟に風の通るような音が出る。
これを岩笛または天然笛と言う。
本田親徳師は、鎮魂帰神の神術を行われる際に、琴の代わりにこの笛を使用された。
ピューと強く吹くのではなく、ヒュー(霊幽)と吹く。
私の場合、両手を合掌させ、中に空洞を作り、両親指の間を少し離して息を吹き込ませて鳴らす手唸笛を行う。
■体を整え、精神を整えて行うこと。すなわち一通りの稽古を終えてから執行のこと。
■勝負事や人と争った後、飲酒後、病気中には決して行ってはならない。