「天命練習帳」誕生秘話                   
 「寺子屋」塾塾頭、出口光の最近の話題作「天命練習帳」の担当編集者として、平野孝幸さんがメキキの会MLに投稿をした誕生秘話を、お許しを頂いて掲載します。

 

 『天命練習帳』の担当編集者として、『天命練習帳』が誕生する最初の経緯を少し書いておきます。

 何かの「始まり」を探そうとすると、芋づる式に、どんどん昔に遡ります。しかし、それでは大変。ここでは、『これでスッキリ! そうじかたづけ練習帳』が、直接のきっかけであったとしておきます。スッキリ・ラボ(http://www.sukkiri.jp/)の小松さんの本です。

 小松さんの本には、対談が二つあります。
一人目の相手が出口 光さん。
二人目は、藤村正宏さんです。

 小松さん:「メキキの会長の出口さんと対談をしたいんです」
 私   :「は。メキキって何ですか。出口さんって??」
 小松さん:「それは、むにゃむにゃ」(以下略。要領を得ず)

 対談の打合せは、2006年5月8日。
 事前に検索し、「天命と経営」のホームページを見つけました。

 掲載されている日本経営合理化協会は、中村天風やオグ・マンディーノ、マーヴィン・トケイヤーなどの箱入り成功本を一万円で売っているところです。

 早速、第一話「天命との出会い」を読みました。そこで、初めてびっくり。ひゃあ。

 【1】出口王仁三郎の曾孫!!!
 【2】タカキューの元社長!!!

 近代日本の霊統の一角を占める、出口王仁三郎。
どうして、こんな名前がここに出てくるのだろう...。

 一方、編集職の前、ファッション業界でショーのレポートなどを書いていた私には、タカキューはアドルフォ・ドミンゲスの提携先として、スペイン経由で知っている名前でした。

 そんな背景をもつ人物が書いた「天命と経営」は、その中に明記されているように、従来の(主にアメリカ原産の)成功哲学とは全然違う、オリジナルな発想に満ちていました。

 すぐにmixiの知人に「天命と経営」を紹介すると、良い反響です。私は、自分の評価がひとのそれとズレていないと確信し、これは本にして、世間に出す必要のあるコンテンツだと思いました。

 しかし「天命と経営」のオリジナル版は、日本経営合理化協会から出る。そう推測した私は、何か違うスタイルで提案してみようと思いました。

 それが、図解が豊富で分かりやすく、ワークブックになる本。「練習帳」でした。

 出口さん自身が、『天命練習帳』の「はじめに」や、この間の紹介メールで書かれているように、違和感を持たれたようです。

 一方の私には、大切なことほど、分かりやすく・親しみやすくして、多くの人に読まれる必要がある...と思っていたので、断られる気がしませんでした。

 これは「自信」ではなく、この本が生まれるという「確信」でした。私個人の問題ではなく、事柄そのものからの要請だったのです。

 その結果、半年後には、「天命」という重いテーマを、「練習帳」という軽いスタイルに包んだ珍しい本、『天命練習帳』が世に送り出されることになりました。

 制作に関わって下さった皆さん。これから買って下さる皆さん。そして、読んだ後、お友達や同僚に紹介して下さる皆さん。どうもありがとうございます。

                               平野孝幸

 アマゾンのHPは⇒ 「天命の暗号」 「天命練習帳」